Jennyさんのアクシデント

北村歯科  横浜市鶴見駅東口駅前

当院モデルのJennyさんが、アクシデントに遭遇して、激しい外力により前歯を損傷してしまいました。現地のオーストラリアでも保険会社に事故に対する保険による治療請求の際に、複数の歯科医から「この症例をきちんと歯の形態を回復するに当たって、残存している歯を損傷しないで治療する事はかなり困難であり、確実に形態回復できるか保証も出来ない、確実な自信さえもなく、インプラント、ブリッジによる修復になる確率が非常に高い。」と言う共通の診断結果が出たため、日本再び治療する事になりました。以下はその状態と、治療の進み方をご紹介いたします。

これが激しい外力により脱落した2本の前歯です。
セラミック、クラウン自体には全くの損傷はありません。
激しい外力により芯棒が前から後ろに斜めに破折しています。
当時50%の金合金を使ったことが幸いし、適度な弾力と
銀の特性であるもろさのバランスの結果、
幸運にも歯根の部分を損傷せずにこの部分が
外力を逃がたために、最小限の生体損傷で
済む結果となりました。

裏から見ると、何層にも材料を重ねあわせて、
天然の歯と
同じ層状構造と透明感を
再現しているのがよくわかります。
隣接している歯です。
外側からの激しい衝撃によって
亀裂が出来てしまいましたが、
いかに激しい衝撃であったか
亀裂の程度、
方向がそれを物語っています。

最新鋭のシャッタースピード1/1000秒の
高感度マイクロカメラで
側方からの撮影です。
衝撃によって先端付近から口の外部からの

方向から衝撃が加わった事がわかります。
昨年、土台となるコアを背着した直後の写真です。
向かって 両側の歯には亀裂、損傷はありません。
左側側の歯は歯の中にあった
心棒の残骸を除去するのに成功!。

これから右側を除去します。これを除去するのは至難の業です。
少なくとも、射撃や弓道同様、呼吸していたのでは
術者の体が
安定しないために、
無意識に無呼吸の状態が続きます。

オーストラリアで複数の歯科医によって
何度も再合着を試みたために歯肉の状態が良くありません。
この程度の歯の接着だけでも
なんと麻酔をしないと出来ない歯科医も多かったそうです。
また、一回のコンサルタント料金も150〜200ドルとかなり
高額だったそうです。
除去完了。
レーザ治療により歯肉のコンディションを整えてから

土台となる芯棒の制作に入ります。
今回のアクシデントを経験に、今度は18Kのゴールドで
土台の芯棒を作りました。やはり今までの経験上18Kが
最適の材料であると判断したからです。
別のコーナでご紹介する予定ですが、
約12年前に親しい友人に
18Kの土台を作って、
今回それを総入れ替えする処置をし
ておりますが、
12年のタイムカプセルに託された18Kの土台は

時間を全く感じさせえないものでありました。
そのわけは、18Kの持つ金属としての特性・・・
適度な弾力、適合によるところが、大きいと思われます。
この後、土台の金属を研磨して
最終的にセラミックの歯の製作に入ります。
いよいよ装着です。
白いものは接着剤です。
この後調整して仕上げます。

この続きはゴールデンウィーィク後に 続きます。
仕上がりに関しては自分でもかなり納得の

出来る結果となりました。
自然な透明感と歯の内構造と同じ
エナメル質、象牙質と歯の内部構造的な部分まで再現しました。


北村歯科