虫歯の広がり

北村歯科  横浜市鶴見駅東口駅前

その1. 本当にそんなに虫歯が、広がって、いるんですか?

23歳女性のケースです。来院時左下の一番奥の歯を以前修復したところが、修復物の適合が悪いため虫歯になっていることを説明しました。
また隣の歯との接触点も同時に虫歯であることを説明するが、「まさか?」といった感じで懐疑的でありましたが・・・
これをいかに情報として正確伝え理解してもらうことが、とても大変なのです。きちんと理解していただいた上で処置できれば、歯科医&患者双方
に取って、とても良い環境で治療を進めることが出来るのです。


通常であるならば、「麻酔の注射をして、歯の神経を取りましょうと」告知されるケースですが・・・・
もしも自分がそのようなことを告知されたら・・・下の例を参考に考えてみて下さい
歯の溝の部分を修復しありますが
その境界から虫歯になっていいます。
少し見にくいかも知れませんが
左は清掃前、右は清掃後です。、

修復物を除去している途中です。黒いのはアマルガムの水銀の影響ですが、
アマルガムの
水銀比が適切でないと残留水銀がこのように黒く広がっていきます。
しかし健全な象牙質には
こんなにひどくは着色しません。

隣の歯との接触点から虫歯が発生しています。
やや虹色になっているのがわかるでしょうか?

これは組織が粗になったため光が散乱するからです。
また同時に反対の歯も同様に虹が出ています。
修復物を除去するとこのような状態です。誰が見てもひどい状況です。
しかし一番上の画像の歯が、このような状況であることは口でいくら説明しても
なかなか、理解してもらえません。

この直下に『歯の神経』と呼ばれる歯髄があるために、あの歯医者の「キーン』という
エアタービンでは削ることが出来ません。そこで最新のレーザーを用いて虫歯で軟化
していまった組織を蒸散します。ここまで患者サイドからは『治療が痛い』といった
申し出はありません。
その後、アパタイト材料に3種類の抗生剤をミックスして、一週間そのままにした後、
修復の処置に入ります。


たかが虫歯といえ治療の選択肢は非常にたくさんあります。自分だったらどうしたいか・・・・やはり納得して処置できればそれに越したことはないと思います。しかし、このケースにも言えることですが、どうしてもよりよい選択肢と引き換えに『時間と回数』といった問題もクリアーしなくてはならい場合もあります。しかしこのような処置をしたといっても、通常と全く変わらないか、逆にそれ以下の金銭的負担で治療をすることになるケースがほとんどです。なぜなら破壊的な処置はある意味では破壊したものを人工的に制作したもので修復再現しなくてはならないからです。結局その人工物の修復に要する費用が処置全体に占める割合がとても大きいためです。

北村歯科