炭酸ガスレーザー

北村歯科  横浜市鶴見駅東口駅前


 1999年記

炭酸ガスレーザーについて 
 今から数年前にあるメーカーの講習会で
はじめて炭酸ガスレーザーを見たときから、
診療中に私の脳裏にはいつも「こんな時あれがあったらな〜!」
と思うことが頻繁によぎるようになりました。

どんなときにそんなことが浮かんでくるかと言えば、
『痛い、痛い』と訴える患者さんが来院したときです。

当時炭酸ガスレーザーもかなり高価なもので、
約800万円は下らないものでした。

当然高くてそう簡単には手でが出ないもの現実であり、
『元を取る』
と言った考えでは
導入は困難なものであると思いました。

日々仕事をしていく中で、
痛みや腫れを訴えて来院する患者さんに
遭遇していく中で次第に
「あれがあれば、あれがあれば」
と思いがだんだん蓄積していき、
遂に炭酸ガスレーザーの導入を決めた次第です。

適応範囲は広範囲に及びますが、
主に軟組織疾患が中心となりますが、
使用していくうちに硬組織への応用もするようになりました。
 
 
 
これが本体です。重さは約40kg、です。
アームの中をレーザー光が誘導され
先端のハンドピースから照射されます。

歯科以外でも皮膚科や形成外科、
一般外科でも
広範囲に応用されている医療器具です。



これがレーザーベラークです 


 
一見潰瘍にも見える、チョット汚らしい画像です。
これがCO2レーザの大きな特徴である、
レーザー照射後の「レーザーベラーク」と呼ばれる膜です。

照射後翌日くらいから形成されて、
保護膜の働きをしてくれます。

成分は血小板と白血球がほとんどですが、
この膜の直下から、急激に組織が再生開始され
驚くような速度で創傷が治癒していきます。

また、大きな特徴の一つとして「痛くない」事が挙げられます。
これはレーザー照射によって、発痛物質、起炎物質が
消失する為であると考えられております

もしもレーザー照射後にこのような状態になったら、
『驚かないで喜んで!』
ください(笑)
 
歯科領域での適応 
 
歯周炎の処置 歯肉の蒸散・切開
レーザー麻酔 知覚過敏処置
生活歯髄切断 根管治療
小帯切除 根分岐部病変
メラニン色素除去 歯性婁孔
 辺縁歯肉の処理  虫歯予防
 ポケット掻爬  根尖病巣の消炎
 腫瘍の蒸散。切開  
   
 その他数を上げればキリが無いくらいに適応はあります
 TOPページ

詳細index 



JR鶴見駅東口ロータリ内
京急鶴見駅30秒

230-0050 横浜市鶴見区鶴見中央1−31 
シークレイン2F

TEL 045−504−6600
 


北村歯科